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【インカレロード2019】レースレポート

普段こんなん書かないんですが、ふと思い立ったのでこのレースだけはブログに書きます。

自分の目で見て体感したことを残したかったので。

長いよー
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まずは結果。

 

「最下位でも良いから最低限完走」を目標にスタートしたけど、そこそこ期待を上回って24位でゴール。1位から+8:42
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24位って強豪大学のつよーい人達からすればふーんって感じの順位やと思う。俺の上には23人もいて、他にも逃げとか前で仕事を果しながら完走したすごい人もいるんやけど、俺のこの24位を美談にするためにとりあえず俺の3年前に始まったロードバイク人生を語らせて欲しい。興味ねえって人は下の本番まで飛ばして

 

色々訳あって高校時代はバスケやらされてて、大学に入ってようやく始められた自転車。ペーター・サガンが好きな影響でクリテはそこそこできるマンになって1年生の冬にクラス2に。2年生の夏に初のインカレが来たけど、当時まだまだクリテマン(自称)で減量も登り練習も特にせずに本番へ。当然前半からボコボコのボコにされて88.2kmでDNF…。

でもその時のホームストレートの観客の熱量とか、コース脇から見た力強く駆け上がっていく選手たちに感化されて来年は絶っっっっ対完走するって強く決意した。

ここからインカレに全振りした1年間がスタート

 

まず練習内容、コースを見直した。それまで信号ストップとかあんまり考えてなかったけど、極力止まらず走れる田舎の山を走るようにした。30分も登る山は正直意味無いって思ったので長くても10分の登りとか3分くらいの登りを6倍で登ったりとかを織り交ぜて150kmくらいの練習をメインに。

 

今年はもちろん減量(主に飽和脂肪酸を極力カット)して望んだ。てかそうやって望むのが当たり前やったわ笑。気合い入りすぎて減量は冬終わりからじわじわ始めちゃって正直夏にはもう嫌や…って思ったけど笑。なんとか耐えた。

 

 

 

ここからようやく本番笑。

 

去年は最後尾スタートしたけど今年はほぼ一番乗りで整列。整列って文化を知らない幼卒大学生がいるから結局ちょっと後ろになたけど、まあいいや。

ローリングスタートして100mくらいで俺の左のやつがいきなり落車。たぶん昨日補助輪無しデビューしたんやろな。しゃーない。

 

リアルスタートしてホームの登りから2周目完了のホームストレートまではペースぶち上がり。下り恐ろしっ。でも前にいたおかげで全然キツくない。前並んどいてマジで良かった。でもキツくないとは言いつつ、前ももと裏ももの攣りやすい箇所を結構使ってしまったのでお尻のでかい筋肉を意識して走る。

3周目から武山も含め日大やら中央今村やら数を揃えた強豪大学がチクチク軽めのアタックをして様子を見てる。のを後ろから眺めてるザコ大学のおれ。今村が180度コーナーのある裏の登りの前辺りでブリッジアタックしたのを最後(たぶん)に一旦集団が緩まる。

我がチームメイト山岡がなんか知らんけど集団前引いてちょっと逃げてまた集団前引いてみたいなことしてる。f:id:naosag:20190902131255j:image

俺も前の方走ってたらあらよあらよと先頭まで来たので山岡と2人で前走ってたが気付くと後ろに人がいない…。んー、どうやらザコ大学は空気扱いなので付いて来ないみたい。
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でも距離的にまだ100kmあるしブリッジかける足もあるはずがないのでホーム登りで集団に合流〜。ついでにボトル補給〜。ってしてたら右からとんでもない勢いですっ飛んで行く人影が。速度に圧倒されて脳ミソが処理できてなかったがとりあえず日大武山と京大福原が見えた。去年の2位4位。それとあと2,3人。 えっ?あっ、おっあ…、?マジかよ…って心情。とりあえずかっけぇ…って思った笑。どうしようもないのでとりあえずペースアップした集団にギリ付いていく。

その後は淡々と走る集団。でもこの集団やっかいなのが、数を揃えてる強豪大学のエースがこぞって逃げに乗ってるので引くやつがいねえ。日大はもちろん鹿屋、日体、朝日とかとか。明治宇佐美に「明治逃げてる?」って聞くと頷いて見事に振られた。まあこれがロードレースのセオリーだからしゃーないよねー。でも本当にタイムアウトがやばくて、集団が足切りされる心配が凄かったので誰かペースを上げてくれる人を探す。そしたら大好きな信州の2人が献身的に引いてくれる。すき。その後なんでか分からんが明治が3人出てきてペースアップしてくれた。某黄色の国立体大が抑えで入ってきてすげー邪魔やったけど。俺も完走するための足を残しつつ、微力ながら引きに加担した。

もうそれからあとはタイムアウトにならんギリギリのペースでサイクリング。

結局みんなキツい。
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途中本当にしんどくて降りたい感情がチラ見えしたけど1年間の努力を形にするためにひたすら耐えた。100km超えたあたりからずっと攣りそうやったけど前ももと裏ももと尻の3箇所の筋肉を上手くローテさせながら使っていく。それと腰と体重でクネクネさせながら無理やり踏むダンシングで。補給は毎周1個くらいのペース。ドリンクはほとんどOS1。

ホームの登りの歓声が本当に力になった。身内の声援もしっかり届いたけど、関西人のヤジがほんまにうるさい笑。名前を叫ぶ叫ぶ笑。でも嬉しかったし力になった。ありがとう。

補給も本当にありがたい限りで滞りなく完璧に遂行してくれた。これなしでは絶対完走は叶わないからマジでありがたいって思った。
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ラスト1周の鐘が聞こえてようやく念願のゴールが現実味を帯びてきて鳥肌たった。鐘が鳴ってからのペースアップで第2逃げグループと裏の登りで合体。長い長い1周を回って最後のホームの登り。もう身体のエネルギーは使い切って限界が来てる足で無理やり踏む。多分足攣ってるけどもはや気にならない。何人かパスして自分のいた集団ではそこそこの速さで登れた。過去1でしんどかったけどホームストレートはめっちゃ気持ちよかった。命からがらゴールラインを通過。よく頑張ってくれたWINSPACEにもよしよしして讃える。

中華フレーム部門なら多分1位笑。いや絶対1位。中華フレーム2人くらいしかいないと思うけど笑。
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念願のインカレ完走。1年間頑張って良かったって思った。そうそう、これ。これを求めて練習してきたんやなって。

 

ゴール後は3年間ともに高めあってきた山岡と喜びを分かちあった。
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よくやったって自画自賛する反面、初めてロードレースのレース展開にちょっとだけ加わってみて、これをどうこうできる力がまだない自分が見えた。今はちょっと休憩するけど、来年はさらに強くなって入賞するくらいにはいきたい。

また頑張ろ。

 

おわり。